その日もいつものように残業をこなして帰宅し、遅めの夕食をとって居間でゴロゴロしてたら、風呂から上がった妻が、顔をしかめて足を引きずりながら居間に入ってきました。
(自分) どうしたの?何かあった?
(妻) ハチに刺された!
…何ですと! それは一大事!
思わぬところでハチと遭遇!
妻の話によると、風呂上がりに脱衣場でパジャマに着替えていたところ、足裏にズキッという痛みを感じたので、何事かと思って足を上げてみると、そこに一匹のハチがモゾモゾしていたとのこと。
で、そのハチはどうした?
とりあえず潰した。
?!?!?!
…まあ、それならそれで良しとしようか。
まずは妻の足裏を拝見。
痛みが走ったという箇所は、確かにうっすらと赤くはなってましたが、針らしきものは刺さってませんでした。
続いて、ハチがいたという脱衣場へ。
…あぁ、コイツか。
入り口の隅っこにそれは転がってました。体長は3㎝くらい。
それほど大きくはないけど、黄色と黒の縞模様は毒々しさを感じずにはいられません。
とりあえずティシュで包んで拾い上げ、じっくり観察。
一見すると死んでるようですが、針を確認しようと腹を指で押すとクネクネと動くんで、まだ辛うじて息はある模様。でもやっぱり針は出てこず。
ということは、このハチはオスなのかも知れません。
写真を撮って後で種類を調べようと思ったんですが、この様子を見ていた子供たちから「怖い!」を連呼されてしまったため、やむなくその場で厳重に梱包してゴミ箱に…
残念。
とりあえずハチは退治したけど…
居間に戻り、妻の足裏を再確認。
痛みはどう?病院行く?
ううん、痛みは引いてきたから大丈夫。
でも相手が相手だから、しばらく様子をみなきゃ。
変な症状が出てきたら速攻で病院行くからね。
うん、分かった。
その夜、症状が出るどころか痛みも治まり、翌朝には赤みも痛みもキレイさっぱり消え失せていました。
妻は恐らくハチの足とか、そういう尖った部位を踏んづけたため、痛みを感じたんだと思います。
何はともあれ、妻も家族も、そして自分もホッと一安心。
…しかし、そもそもあのハチはどうして脱衣場にいたのか?そしてどうやって入り込んだのか?
このままじゃマズいよなぁ…
自分が住んでいるところは田畑に囲まれた田舎の平野部なんで、虫や鳥獣の類はごくありふれた存在です。だけど、自分ちの庭でハチを見ることが滅多になかったんで、今までハチの存在を意識することはほとんどありませんでした。
でもこんなことがあった以上、今後は警戒しなくちゃならない。
ウチには小さい子供たちもいるし、今のうちに原因を突き止めてしっかり対策しないと、重大な被害が出ないとも限りません。
これからはさらに気温が上がり、ハチに限らず色々な生き物が活発に動く季節になります。これは急がねば…!