新幹線に乗る時、ふと「トイレってどこにあるんだろう?」と思ったことはありませんか?特に上越新幹線の「とき」に乗る機会があるなら、トイレの場所を事前に知っておくと安心ですよね。長時間の移動中に急にトイレに行きたくなった時、慌てて探し回るのは避けたいもの。今回は、上越新幹線「とき」の車両ごとのトイレ位置や、知っておくと便利な情報をご紹介します。新幹線をより快適に利用するための豆知識が満載なので、ぜひ最後までお付き合いください。
上越新幹線「とき」とは?基本情報を押さえよう
まずは「とき」について簡単におさらいしておきましょう。上越新幹線「とき」は、東京駅と新潟駅を結ぶ新幹線で、JR東日本が運行しています。「とき」という名前は、佐渡島に生息していた国の特別天然記念物「トキ」から名付けられたんです。
私が学生時代に初めて「とき」に乗った時は、その名前の由来を知らなくて、友人に教えてもらって「へぇ〜」と感心した記憶があります。こういう小ネタも旅の会話として使えますよね。
現在の上越新幹線「とき」は主にE7系やE4系の車両が使用されていて、最高速度は時速240kmに達します。東京から新潟までおよそ2時間で結ぶ重要な交通手段となっています。
上越新幹線「とき」の車両構成とトイレの基本配置
「とき」の車両構成は、運行する編成によって異なりますが、基本的にはE7系の10両編成が主流となっています。各車両にトイレが設置されているわけではないので、自分の座席からどの方向に行けばトイレがあるのか、事前に確認しておくと便利です。
あ、でもその前に言っておきたいのは、最近の新幹線のトイレ事情は昔と比べてかなり改善されているということ。私が子どもの頃に乗った新幹線のトイレと比べると、清潔感も使いやすさも格段に向上しています。特にE7系の洋式トイレは、温水洗浄便座を完備していて驚くほど快適なんですよ。
E7系「とき」のトイレ配置
E7系の「とき」では、トイレは以下の車両に設置されています。
・1号車(先頭車両):多機能トイレ1基、一般トイレ1基
・3号車:一般トイレ2基
・5号車:一般トイレ2基
・7号車:一般トイレ2基
・9号車:一般トイレ2基
・10号車(最後尾):多機能トイレ1基、一般トイレ1基
基本的に奇数号車にトイレが設置されている傾向がありますが、これは車両によって若干異なる場合もあります。また、グリーン車(8号車)にもトイレが設置されていることがあります。
多機能トイレの場所と特徴
多機能トイレは、車いすの方や小さなお子さん連れの方、体の不自由な方に配慮したトイレで、1号車と10号車に設置されています。広いスペースを確保しており、おむつ交換台や手すりなどが備わっています。
友人と赤ちゃん連れで旅行した時、この多機能トイレの存在に本当に助けられました。おむつ替えのスペースがしっかりあるので、慌てずに対応できたんですよね。普段使わない方も、いざという時のために場所だけは覚えておくと安心です。
車両内でのトイレの見つけ方
新幹線の車内でトイレを探す時、どうやって見つければいいのでしょうか?実は、車内にはトイレの場所を示す案内表示がいくつかあります。
車内の案内表示を活用しよう
各車両の入口付近には、車両構成図があり、トイレの位置も表示されています。また、天井部分には「トイレ」と書かれた案内サインがあり、矢印でどちら方向にトイレがあるかを示しています。
私はいつも席に着いたらまず、トイレがどっち方向にあるのかチェックする癖があります。長旅だと急に行きたくなることもあるので、この小さな確認が後々役立つんですよね。
デジタル案内表示も便利
最近のE7系では、車内のデジタル案内表示でもトイレの位置情報を確認できます。座席上部の液晶ディスプレイに、現在地や次の停車駅とともに、トイレの場所も表示されることがあります。
これが意外と便利で、特に初めて乗る方は、この案内表示を見るだけでトイレの方向がすぐわかります。テクノロジーの進化って素晴らしいですよね。
知っておくと便利!上越新幹線「とき」のトイレ利用の豆知識
ここからは、上越新幹線「とき」のトイレを利用する際に知っておくと便利な豆知識をご紹介します。これを知っているだけで、より快適な新幹線旅が楽しめますよ。
1. 混雑しやすい時間帯を避けよう
新幹線のトイレが混雑しやすいのは、出発直後と到着前、そして食事時間の後です。特に駅を出発してすぐの時間帯は、多くの乗客がトイレを利用するため行列ができることも。
私の経験では、新潟駅を出発してから15分くらいは結構混雑します。可能であれば、駅で済ませておくか、出発後30分ほど経ってから利用するのがおすすめです。これ、地味に重要なポイントなんですよ。
2. 停車中のトイレ利用は注意が必要
駅に停車中にトイレを利用する場合は注意が必要です。停車時間が短い駅では、トイレに行っている間に発車してしまう可能性があります。アナウンスをよく聞いて、十分な停車時間がある場合のみ利用するようにしましょう。
一度、友人が「ちょっとだけだから」と言って停車中にトイレに行き、ギリギリ間に合って戻ってきたことがありました。冷や汗ものでしたね。やっぱり停車時間が5分以上ある駅でないと、リスクが高いと思います。
3. 車いす対応トイレの場所を覚えておこう
車いすを利用されている方や、介助が必要な方は、多機能トイレの場所を事前に確認しておくことが大切です。E7系では、先頭車両(1号車)と最後尾車両(10号車)に多機能トイレが設置されています。
これは車いすの方だけでなく、小さなお子さん連れの方にもおすすめです。おむつ交換台があるので、赤ちゃん連れの旅行には必須の情報ですよね。
4. グリーン車のトイレ事情
グリーン車(8号車)にもトイレが設置されていることがあります。グリーン車の乗客は、車両を移動せずにトイレを利用できる場合が多いので、長距離移動の際は快適です。
ただし、グリーン車のトイレは、グリーン車の乗客専用というわけではありません。他の車両の乗客も利用できますが、混雑時はグリーン車の乗客を優先する暗黙のルールがあるようです。
5. トイレ使用中のサインに注目
新幹線のトイレドアには、使用中かどうかを示すサインがあります。「空」「使用中」の表示を確認してから利用しましょう。最近の車両では、電子表示になっているものもあります。
これ、当たり前のようで意外と見落としがちなんですよね。特に子どもは気づかずにドアを開けようとすることもあるので、注意してあげてください。
6. 洗面台の使い方も知っておこう
トイレ付近には洗面台も設置されています。センサー式の水栓が多いので、手をかざすと水が出る仕組みになっています。また、ハンドドライヤーも設置されていることが多いです。
個人的に感心したのは、最近の新幹線の洗面台は水はねが少なく設計されていること。服が濡れる心配が少ないのは、旅行中には嬉しいポイントです。
7. 緊急時のトイレ使用について
万が一、トイレ内で体調が悪くなった場合は、トイレ内に設置されている非常ボタンを押すと、車掌に通報されます。安心して利用できる仕組みが整っています。
これって実は知らない人も多いんですよね。特にお年寄りや妊婦さんなど、体調の変化がある方は覚えておくと安心です。
上越新幹線「とき」のトイレ設備の特徴
上越新幹線「とき」のトイレ設備には、いくつかの特徴があります。最新のE7系を中心に、その特徴をご紹介します。
清潔感あふれる設計
E7系のトイレは、清潔感を重視した設計になっています。床や壁面は汚れが目立ちにくい素材を使用し、定期的な清掃も行われています。
私が特に気に入っているのは、トイレ内の照明が明るく、圧迫感がないこと。昔の新幹線のトイレって、なんとなく暗くて狭い印象があったんですが、最近のは本当に快適になりました。
温水洗浄便座を完備
E7系の一般トイレには、温水洗浄便座(ウォシュレット)が標準装備されています。長時間の移動中でも、快適にトイレを利用できるのは大きなポイントです。
これ、実は海外からの観光客にとっては驚きの設備らしいですね。日本人にとっては当たり前になりつつありますが、新幹線のような移動手段でここまで快適なトイレ環境が整っている国は少ないそうです。
多機能トイレの充実した設備
多機能トイレには、車いす対応の広いスペースはもちろん、おむつ交換台やベビーチェア、手すりなどが完備されています。また、非常呼び出しボタンも設置されているので、緊急時にも安心です。
友人が赤ちゃん連れで旅行した時、「新幹線の多機能トイレがあって本当に助かった」と言っていました。おむつ替えのスペースが十分あるので、慌てずに対応できたそうです。
上越新幹線「とき」利用時のトイレに関するよくある質問
最後に、上越新幹線「とき」のトイレに関するよくある質問にお答えします。
トイレは常に使用できますか?
基本的には常に使用可能ですが、清掃中や故障中は使用できないことがあります。また、トンネル内や駅到着直前など、使用を控えるよう案内されることもあります。
私が乗った時は、長いトンネルに入る前に「まもなくトンネルに入ります。トイレのご使用はお控えください」というアナウンスがありました。これは、トンネル内での排水処理に関係しているようです。
トイレットペーパーは十分にありますか?
通常は十分に用意されていますが、万が一不足している場合は、車掌に申し出ると対応してもらえます。また、他の車両のトイレを利用するという選択肢もあります。
長距離移動の場合、特に混雑時は消費が早いこともあるので、使用前に確認する癖をつけておくと安心です。
トイレの使用時間に制限はありますか?
特に時間制限は設けられていませんが、混雑時は他の乗客への配慮として、長時間の使用は避けるのがマナーです。
これは新幹線に限らず、公共のトイレ全般に言えることですが、特に朝の時間帯など混雑している時は、必要以上に長く使わないよう心がけたいものです。
子供だけでトイレに行かせても大丈夫ですか?
年齢や子供の自立度によりますが、小さなお子さんの場合は、保護者が付き添うことをおすすめします。車内は揺れることがあり、特にトイレ内での転倒リスクがあります。
私の甥っ子(小学校低学年)を連れて乗った時は、最初は一緒に行って、トイレの使い方や戻り方を教えてから、2回目以降は一人で行かせるようにしました。子供の成長に合わせた判断が必要ですね。
まとめ:上越新幹線「とき」のトイレ事情を把握して快適な旅を
上越新幹線「とき」のトイレ事情について詳しくご紹介してきました。車両ごとのトイレ位置や、利用する際の豆知識を知っておくことで、より快適な新幹線旅が楽しめるはずです。
特に覚えておきたいポイントは以下の通りです。
・E7系「とき」では、主に奇数号車にトイレが設置されている
・多機能トイレは1号車と10号車にある
・出発直後や到着前は混雑しやすいので注意
・最新のE7系は温水洗浄便座を完備した快適なトイレ環境
新幹線の旅は、目的地に向かう単なる移動手段ではなく、旅の一部です。トイレの場所や使い方を事前に知っておくことで、余計な心配をせずに旅を楽しむことができます。
次回「とき」に乗る機会があれば、ぜひこの記事で得た知識を活かして、快適な新幹線旅をお楽しみください。トイレという小さな視点から、旅の質が大きく変わることもあるんですよ。