どこの職場にも一人くらいはいないだろうか。
給料日やボーナスの支給日になると、周囲の人に「お前はいくらもらった?」などと執拗に詮索して回る輩が。
詮索と吹聴
自分が以前いた職場に、二言目にはゼニカネの話をする男がいた。
相手の給料額の詮索に始まり、
「オレはこれだけ働いてんだから、○○より多くもらわなきゃ面白くない!」
「××は大して仕事もできないのに、なんであんな役職に就いてんだ! ボーナスもこのくらいはもらってんだろ?」
などなど、あることないことを毎日のように職場中に吹聴して回る、そんな男だった。
当然ながら、誰からも嫌われていた。
…当たり前か。
何が目的?
自分は他人の給料などに興味はない。
例え他人が具体的にいくら給料をもらっているか知ったところで、自分のフトコロにそのカネが入ってくるわけでもないし、腹がふくれるわけでもない。
それなのに、何故そういう輩は職場の皆から総スカンを食らうリスクを負ってまで、他人のゼニカネに執着するのだろうか。
隣の芝生は青く見えるけど…そう見える「だけ」では?
結局のところ、他人のあら捜しをして「自分の方が優れている」という空想を作り出し、自己満足に浸っていたいだけなんじゃないのか。
そんな妄想レベルのことで自己満足たぁ、安上がりな思考回路だわ。
他人と比較することでしか自分の価値を見い出せないなんて、あまりに残念すぎる。
隣の芝生は青く見えても、ウチの芝生とは関係ない。
ただ青く見えている「だけ」なのに、そんなことに気を取られていたら自分ちの芝生が枯れてしまう。
くだらん他人事にいちいち振り回されることなく、豊かな心を養う努力をしよう。
結果は必ず後からついてくる。